ボロボロの仔猫さんを保護。

火曜日の朝、あるご夫婦から相談がありました。

「数日前から庭に子猫がいる。
自分たちは猫のことはなにもわからないし、むしろ苦手だ。
高齢なので飼うこともできないし猫が苦手なので家に入れることもできない。
仔猫はカラスにでもやられたのか、片目がまっくろで開いておらず、
けがをしているのかもしれない。ほとんど動かない。
どうしていいのかわからず、方々に相談したが、
放っておけ、餌をあげるな、そうすればそのうちどこかへ行く、と言われた。
でもこのままにしておくとかわいそうなのでなんとかしたい。
どうしたらいいでしょう?」

猫が苦手というご夫婦。
瀕死の状態の子を預かり譲渡までするのは難しいでしょう。
それでも目の前で弱っていく命を助けたいと思われ、わたしたちに相談されました。

まずは病院へとお願いすると、当会の協力病院まで連れて行ってくれました。
電話をいただいてから1時間もしないうちに。

診ていただくと、聞いていたよりは重篤ではなく、
風邪が悪化していることと、おそらく脱水に栄養失調。

この数日、猫がなにを食べるのかもわからなかったご夫婦ですが
水とパンくずをあげていました。
おかげでこの子は生き延びることができたのでしょう。

「できれば元気になって、里親さんにもらわれてほしい」
とご夫婦は言いました。

医療費などのご負担を約束していただき、
会で預かり譲渡までお任せいただくことにしました。

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仔猫さん、こんなになるまでつらかったね。
早く元気になって、優しい家族のところに行こう。


その日の夕方、預かりボランティアさんから送られてきた写真。
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一緒にこんなコメントも。
・・・
顔を拭いたら可愛くなりました。
しかし、かなり痩せています。身体中砂まみれだし。
抱っこしたら子猫のような触り心地はなく、骨と皮って感じで切なかったです。
今までの分を取り返すように我が家に来てからものすごくよく食べてます。
毛艶も悪いし、私にも威嚇なんでしょうが鳴いてる声も細くて
なんでこんな姿になるまで…と悲しい気持ちになります。
・・・

猛暑の中、風邪をひいて何日も食べられなかったのでしょう。
ここまでよく頑張ってくれました。
相談者さんに様子をお電話したら、涙声で何度もお礼を言ってくださいました。
こちらこそ、この子を助けていただいてありがとうございますと感謝の気持ちです。

さらに翌日朝の様子。
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まだ弱々しいですね。目に元気がありません。
でもご飯をたくさん食べて愛情たっぷりもらえれば、
きっとすぐに元気になるでしょう。

どうかこの子が元気に、そしてしあわせになれますように。


この一連の流れの中でひとつ、気になることがありました。
それはご夫婦が相談した場所が
「動物愛護相談センター」と「保健所」だったということです。

相談者さんが
「庭先に瀕死の仔猫が倒れている。生きているのかも死んでいるのかもわからない状態です。
足を怪我しているようだし、どうしたらいいでしょうか」と聞くと、
センターの職員は
「猫は愛玩動物なので、こちらで捕獲しにいくわけにはいきません。
保護できないのなら餌はあげずに放っておいてください。
歩くことができるなら、そのうちどこかへ行くでしょう。」との返答。
その返答に怒りを覚えた相談者さんは
「放っておいたら死んでしまうかもしれない。
もし死んでしまったらどうしたらいいんですか!?」と声を荒げたそうですが、対応は変わらず。

センターも保健所も、
このような相談に全部対応していたら大変なのはわかります。
でもせめて、わたしたちのようなボランティアを紹介するとか、
なにかアドバイスをすることはできなかったのか…
目の前で消えそうな命があるのに「放っておけ」なんてなぜ言えるのか…憤りを感じました。

行政を非難したいわけではありません。
でももう少し、心ある対応をしてほしいと願います。


※この記事はフェイスブックにあげたものをまとめたものです。
フェイスブックをご覧になっている方は重複しますがすみません。



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Commented by tako at 2015-08-12 14:14 x
また、コメントさせてもらいます。
可愛い茶トラの女の子、無事に大きくなってほしいです。
優しい心で動物愛護センター等に相談してくださったご夫婦
相手の応対にも負けず、頑張ってくださって感謝!!!
私も頑張ります。
Commented by 矢羽 at 2015-08-12 22:27 x
えええ~保健所がその対応!?それはちょっとヒドイな。
私の市ではむさしのみたいに地域猫は進んでないけど
保健所に電話すると保護会を紹介してくれます。ん~~。
平行して広報や回覧板(ある?)でむさしのの認知度を更に高めることも必要だよね。高齢者の方にとっては印刷物が見やすいものね。
ネットには限界がある、そう思っています。

メントツ君、肺炎!?(涙)
すっごいかわいい子だった。早く生まれかわっておいでね。
猫好きのおうちの子供として。待ってるよー。
Commented by musashino-cat at 2015-08-12 22:35
> takoさん
この子はトーラという名前になりました。
コバエや虫が大量にたかっていました…。死期が近付くとハエが卵をうみつけます。
助かってよかったです!
Commented by musashino-cat at 2015-08-12 22:46
> 矢羽さん
そうなんですよ、せめてボランティアを紹介するとかできるでしょうと憤りを感じます。
この対応をしていたらそのまま亡くなっていく子も多いと思います。

最近よく思うのは、殺処分という数字にのらない、街の中でこんな風に悲惨な状態で死んでいく子が、殺処分される子の何十倍もいるということをもっと知ってほしいということです。

メントツ君、急なことでした…。
もともと瀕死の状態で保護されたせいか食も細かったようです。
Commented by 矢羽 at 2015-08-14 21:59 x
今気がついたけど。。。
茶トラの女の子って首元~お胸は白い子が大半だけど
この子は全部ちゃんとトラ柄だ@@!
男の子にはよくあるけど、女の子は珍しいよ!
去年の保護猫もそういう子1匹いるかいないかだったかと。
これは美人予備軍だなー。こわいこわい( ´艸`)
Commented by musashino-cat at 2015-08-17 23:13
>矢羽さん
トーラ、男の子でした(^_^;)
by musashino-cat | 2015-08-11 15:04 | 保護・譲渡活動 | Comments(6)

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