2013年 02月 13日
キング 続編

突然現れたこの猫は、長毛がはいっていて、顔が大きく、手足が立派で、でもからだが異常にガリガリでした。
段ボールの上に座り込み、動けないようにも見えました。
こんなに痩せているんだからお腹がすいているんだろうと思い
ご飯をあげましたが、全然食べません。
その代わり、差し出した手にすりすりしてきました。
にゃーにゃーと何かを訴えるように鳴いています。
そして、Sさんがすんなり抱っこ。
間違いなく、飼い猫だったのでしょう。
わたしたちはこの猫を放っておくことはできませんでした。
絶対飼い猫だったはずだけど、体は汚れ、ガリガリ。
もしかしたら病気かなにかで飼えなくなり、捨てられたんじゃ…。
いつもお世話になっている病院に連れて行きました。
ケージにも、すんなりと入ってくれました。
年齢は推定3~5歳。オスで未去勢。
ウィルス検査の結果は陰性。
でも、肝臓の数値が高く、しかも脱水症状。
点滴を打ってもらいました。

病院でも先生にべたべた甘え、こんな状態です。
とにかく入院させ、健康になってもらうことにしました。
肝臓の数値がよくなってから去勢手術をさせます。
正直、今後のことも考えずに行動してしまったな~と思います。
でも、この子をあの場で保護しなければもう会えないと、後悔すると思ったのです。
今は汚れているけど、きれいになったら、
絶対に美しい猫になると思うんです、この子は。
まだ若くて、人間が大好き。
しあわせな飼い猫になれる子です。
迷い猫の可能性もあるので、迷い猫のチラシを貼るつもりです。
Sさんがツイッターでもつぶやいてくれました。
今後のことはこれから考えなくてはいけません。
それでも、点滴が終わって、ケージにすいっと入って、
安心したようにくるまって眠りにつこうとしていたキングの顔をみたら、
これでよかったんだ…と思うことができました。
この子には、安心できる寝床と、なによりも愛情が必要なのでしょう。
そんなわけで、まだまだ捕獲は終わりません。
また来週、いきます!
そして、捨て猫がいちばん許せないと改めて思いました。
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