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ねこの日に糸井さんからのメッセージ

2月22日にかの有名な「ほぼ日」の「今日のダーリン」で
糸井氏が言ったことを、
職場の同僚がわたしに教えてくれました。
これを読んでわたしのことを思い出してくれたんだそうです。
それはちょっとうれしいことでした。

そして糸井さんが猫のことをこんな風に書いてくれたことがうれしかった。
ほぼ日は、いつもこんな風に押しつけがましくなく、
犬や猫やいろんな動物たちの問題を取り上げてくれるのです。

ほぼ日さん、ありがとう。

以下、引用。


02月22日の「今日のダーリン」

・ぼくが小さいころ、だれの家のものでもない猫は、
 近所に勝手に暮らしているやつだった。
 かわいいときはかわいいし、
 にくらしいときはにくらしい、
 のら猫というものだった。
 
 だれかの家で飼われている猫も、
 外に自由に出かけていって、町のあちこちで、
 集会をやってみたり、食べものを探したりしていた。
 のら猫と、どこかの家の猫は、
 そこではいっしょに行動していたのだろうか。
 
 大人になってから、外で出会う猫たちは、
 少し人間を警戒しながら俊敏に動く、
 自立した近所の野生動物のように思えた。
 この猫たちを、ぼくは少し憧れの目で見ていた。

 猫はいくらでも勝手に生きていて、
 生きる力を無限に持っていると思っていたのだろう。
 猫がいのちのある生きものだということを、
 あんまり考えていなかったのかもしれない。
 
 少しずつ、猫をよく見ている人たちに教わって、
 猫が、やわらかな、少しも強くない生きものだと知った。
 食べものがなければ生きていけないし、
 雨に濡れながら眠ることはできないし、
 さまざまな危険にぶつかったら死んでしまう。
 そういうものなのだと、わかることになった。
 のら猫は、のら猫で、やっと生きているのだと知った。
 
 いま、街で暮らしている猫たちは、
 人の助けを借りていのちを維持しているらしい。
 それが猫の望んだことかどうか問う人もいるだろう。
 しかし、街の猫たちの生きることを助ける人たちは、
 やがては、街の猫がいなくなって、
 すべての猫がみんな、人間と家族になれる日を待つ。
 
 よく知っているはずの近所で、
 猫と人間たちが、そんな未来に向おうとしていることを、
 ぼくは、最近知ったのだった。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
うちの犬が、猫たちに吠え立てて、どうもすみゃません。


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by musashino-cat | 2013-02-26 23:49 | 動物愛護 | Comments(2)
Commented by chokotto mama at 2013-03-05 14:48 x
すごく素敵な文章でなぜか少し涙がでました。昔はうちも中と外を自由に闊歩していたし、たくさんの野良がいたような気がしますが今のように、猫にえさをやるやらないで
ひとは対立まではしてなかったんでは?と思いました
Commented by musashino-cat at 2013-03-14 14:46
chokotto mamaさん
お返事遅くなってすみません。ほんと、少し涙が出るんですよね。
餌をやるやらないで人がこんな風になっているのは、都会の猫に多いように思います。
田舎のほうにいけば、きっと昔のように猫は自由に外と中を行ったり来たりしていて、みんなが猫をみて微笑んでいる。そんな風景がみられるような気がします。都会では、どこもかしこも誰かの土地で、だれかの所有で、自分の敷地でそんなことするな、と怒られます。なんでこんなせせこましくなってしまったのかと空しい気持ちになります。


むさしの地域猫の会会長の日記。


by ねこむら

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むさしの地域猫の会」の会員“ねこむら”による、日々の活動日誌。武蔵野市の子や、個人的にほかの地域の子にも関わることがあります。
※現在、愛猫ロスのため、活動報告はInstagramに投稿しています。

「飼い主のいない猫」と人とが共生できる町を作りたいと願うボランティアです。主に「飼い主のいない猫(野良猫)」のTNR(T=捕獲、N=不妊・去勢手術、R=リターン)活動や猫の譲渡活動などをしています。

外で暮らすノラ猫さんたちの生きる環境はとても過酷です。事故、病気、感染症、虐待…安心して暮らせる子はほんのわずか。生まれてきた新しい命もほとんどが生き延びることが難しいです。そういう猫をこれ以上増やしたくない、そんな想いでこの活動を続けています。いつかお外で暮らす猫がいなくなる日を夢見て。

ただし、“自分の正義は他人の迷惑”ということも常に忘れずにいたいと思っています。

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