2015年 08月 11日 ( 1 )

火曜日の朝、あるご夫婦から相談がありました。

「数日前から庭に子猫がいる。
自分たちは猫のことはなにもわからないし、むしろ苦手だ。
高齢なので飼うこともできないし猫が苦手なので家に入れることもできない。
仔猫はカラスにでもやられたのか、片目がまっくろで開いておらず、
けがをしているのかもしれない。ほとんど動かない。
どうしていいのかわからず、方々に相談したが、
放っておけ、餌をあげるな、そうすればそのうちどこかへ行く、と言われた。
でもこのままにしておくとかわいそうなのでなんとかしたい。
どうしたらいいでしょう?」

猫が苦手というご夫婦。
瀕死の状態の子を預かり譲渡までするのは難しいでしょう。
それでも目の前で弱っていく命を助けたいと思われ、わたしたちに相談されました。

まずは病院へとお願いすると、当会の協力病院まで連れて行ってくれました。
電話をいただいてから1時間もしないうちに。

診ていただくと、聞いていたよりは重篤ではなく、
風邪が悪化していることと、おそらく脱水に栄養失調。

この数日、猫がなにを食べるのかもわからなかったご夫婦ですが
水とパンくずをあげていました。
おかげでこの子は生き延びることができたのでしょう。

「できれば元気になって、里親さんにもらわれてほしい」
とご夫婦は言いました。

医療費などのご負担を約束していただき、
会で預かり譲渡までお任せいただくことにしました。

c0268274_14260903.jpg
仔猫さん、こんなになるまでつらかったね。
早く元気になって、優しい家族のところに行こう。


その日の夕方、預かりボランティアさんから送られてきた写真。
c0268274_14260945.jpg

一緒にこんなコメントも。
・・・
顔を拭いたら可愛くなりました。
しかし、かなり痩せています。身体中砂まみれだし。
抱っこしたら子猫のような触り心地はなく、骨と皮って感じで切なかったです。
今までの分を取り返すように我が家に来てからものすごくよく食べてます。
毛艶も悪いし、私にも威嚇なんでしょうが鳴いてる声も細くて
なんでこんな姿になるまで…と悲しい気持ちになります。
・・・

猛暑の中、風邪をひいて何日も食べられなかったのでしょう。
ここまでよく頑張ってくれました。
相談者さんに様子をお電話したら、涙声で何度もお礼を言ってくださいました。
こちらこそ、この子を助けていただいてありがとうございますと感謝の気持ちです。

さらに翌日朝の様子。
c0268274_14260941.jpg

まだ弱々しいですね。目に元気がありません。
でもご飯をたくさん食べて愛情たっぷりもらえれば、
きっとすぐに元気になるでしょう。

どうかこの子が元気に、そしてしあわせになれますように。


この一連の流れの中でひとつ、気になることがありました。
それはご夫婦が相談した場所が
「動物愛護相談センター」と「保健所」だったということです。

相談者さんが
「庭先に瀕死の仔猫が倒れている。生きているのかも死んでいるのかもわからない状態です。
足を怪我しているようだし、どうしたらいいでしょうか」と聞くと、
センターの職員は
「猫は愛玩動物なので、こちらで捕獲しにいくわけにはいきません。
保護できないのなら餌はあげずに放っておいてください。
歩くことができるなら、そのうちどこかへ行くでしょう。」との返答。
その返答に怒りを覚えた相談者さんは
「放っておいたら死んでしまうかもしれない。
もし死んでしまったらどうしたらいいんですか!?」と声を荒げたそうですが、対応は変わらず。

センターも保健所も、
このような相談に全部対応していたら大変なのはわかります。
でもせめて、わたしたちのようなボランティアを紹介するとか、
なにかアドバイスをすることはできなかったのか…
目の前で消えそうな命があるのに「放っておけ」なんてなぜ言えるのか…憤りを感じました。

行政を非難したいわけではありません。
でももう少し、心ある対応をしてほしいと願います。


※この記事はフェイスブックにあげたものをまとめたものです。
フェイスブックをご覧になっている方は重複しますがすみません。



******
Amazonのほしいものリスト】からご支援いただけますと助かります!
現在必要なものです。↑こちらから購入していただくと会に届きます。
仔猫シーズンに入り、仔猫用パウチ、カリカリ、猫砂もたくさん必要です。ご支援よろしくお願いします。

少しでもたくさんの人にお外の猫たちのことを知ってもらうため、

ランキングに参加しています。ポチポチっとお願いします
にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へ


[PR]
by musashino-cat | 2015-08-11 15:04 | 保護・譲渡活動 | Comments(6)

むさしの地域猫の会会員の、地域猫活動日記。日々勉強。


by ねこむら
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31